✨🌈 CHINOちのたびTABI ✨🌈

発酵したパン生地のようにゆっくりふくらむ旅ブログ

愛しの記念切手✨ 切手で旅するクロアチア編

記念切手専門ブースの封鎖

絵葉書を出すのが好きで、出す時はできるだけ面白い切手を探します。
ザグレブでは街の中心地にある郵便局に設けられていた記念切手専門ブースに通っていました。

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しかし、2020年3月のザグレブ地震の時、建物の崩落からこの郵便局自体が切手ブースも含めて無期限休業となってしまい、珍しい切手の入手は難しくなりました。 

クロアチア郵便局のオンラインショップ

こうして半年過ぎた頃、どうしても記念切手が欲しくなって、ふとオンラインで買えはしないか!?と閃きました。なんとも遅すぎる気づきでしたが、猛烈大正解!!

クロアチアの郵便局ポシュタは、郵便事業全般のホームページとは別途、切手販売専門のホームページを持っていたのです👏

https://www.epostshop.hr/

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これがもう、想定外の品揃えで🤩

郵便局の専門ブースでもかなり興奮していましたが、オンラインはバリエーションが桁違い!!過去10年分以上の記念切手が網羅されたサイトに触れて気持ち昂り、クロアチア切手沼にズブズブはまって5日間、一通り目を通しました。

では、いよいよ購入…

と思って真剣に選んでみるものの、全然絞り込めずカートのストックは枚数、種類ともにえらく嵩んでいきます👀 どんなに金額の低い切手であっても全て一枚から購入可能なので、次から次にとりあえず確保、とカートに入れてしまいます。

しかも、

郵便局の対面ブースで買う時は、例えば、シートになってる切手から三枚だけ、とか、違うショーケースに入っている切手をバラバラとお願いする度に必ず発生していた、販売員のおばちゃんの「あんた、あんまりめんどくせぇことすんじゃないわよ」的な、あの険しい眼光+深いため息圧力が、

オンラインでは、ない!

というわけで、溜まっていた購買欲求と、おばちゃん眼光圧力がなくなった解放感からワシワシとポチッたカートには、いつのまにか3万円近くの切手が…

もちろん、さすがにこれは無いわな、と冷静になり、そこから更に1時間くらいかけて選別したところ、

40種類125枚、合計500クーナ=約9.000円分の切手を購入しました。

あまり買い物が好きではない自分にしては思い切った投資で、かなりドキドキしたましたが、これでもよく絞ったし、使う当てもちゃんとあるし、日本に出すなら50通分くらいだし…なんて慰めつつ、葉書を出したい相手を思うと心が踊りました。

こうして、注文を確定し、支払いも無事済んであとは待つだけとなりました。ただ、配達予定日も知らされていないし、日本みたいに迅速に配送してくれる国なんて滅多にないし、これまでも数回小包の件で喧嘩したことあるし、でも、中南米みたいに「届かない」ことは一度もなかったし…というわけで、早い到着は全く期待せず、とはいえ心配もせず、気長に待つことにしていました。

が、今回のクロアチア・ポシュタは速かった👀

注文から土日を挟んで営業日の3日目に、明日配達します、というお知らせメールがきて、しかもちゃんと翌日配達されるという素晴らしさ!
これまでの在外暮らしで、散々、さんざん、サ・ン・ザ・ン、郵便トラブルに遭遇してきた身としては、この迅速さ、正確さは感涙ものでした🙏🏻

切手で旅するクロアチア

届いた個包はこちら。大好きなクロアチア・ポシュタ色(濃い黄色)だったので、しばらく抱きしめてしまう。

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そして、中身はさらにかわいいパッケージ✨

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このクロアチア・ポシュタの黄色いパッケージは、封筒からみかん箱サイズまで様々な種類のものが郵便局店頭で販売されており、わたしも時折買うお気に入りだったので嬉しさ倍増✨

で、いよいよ切手とご対面…

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これまた大好きなグリシン紙😍はふん…

グリシンの感触をしばし堪能しつつ、切手を広げる。

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自分で注文しておきながら、あまりの種類の多さにワクワクが止まりません。

ここから一枚一枚丁寧に見ていきます。
ちなみに、切手をネット上で紹介する際は印刷による複製防止策を施す必要があるため、みぢんこ姉妹ロゴを小さく載せています🙏🏻

まずはこちら✨

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一昨年イエラチッチ広場で出会って一目惚れした、zvončari viškovoベル鳴らし集団「ヴィシュコヴォ」
あまりに嬉しくて、これだけシート買い!

お次は、

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こちらはアドリア海パグ島にある野生オリーブ園の切手です。実はこの夏、実際に訪れて感動の出会いをしたオリーブの樹ご本人で、この方はなんと樹齢2000年という御長寿です。まさか切手で再会出来るなんて…
オリーブ園を訪れた時のことは只今書いています✨早く紹介したい、とウズウズしてしまう程素敵な巨樹でした。

お次は、

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ポシュタのポシュタ😆
クロアチア郵便局のポストの切手です✨
ポシュタ好きにはたまらないです…

お次は、

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クロアチアの国旗、というか国旗の中央にある紋章のクローズアップですね。サッカーナショナルチームのユニフォームでもお馴染みの、クロアチアらしい赤白チェックがかっこいいデザインですね。

お次は、

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アドリア海を照らす灯台シリーズ。
coyoteという雑誌のクロアチア灯台特集を教えていただき、かつて夢中で読みましたが、まさにそこに登場する灯台たちの美しさが映える切手です。

お次は、こちら。

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ザッツ・ザグレブ!な切手です。
上は、わたしも通うドラツ市場を真上から撮影した珍しい構図の写真、下は聖マルコ教会、どちらもザグレブのランドマークです。

お次は、

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こちらはアドリア海ビシェボ島の青の洞窟✨
実はクロアチアにも青の洞窟がありまして、イタリアの有名な青の洞窟にひけをとらない美しさだと評判なので、今年こそ行ってみようと企んでおります。

お次、

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こちらはクロアチア西部、イストラ半島にあるロヴィニという街の切手。小ぶりながら美しい街並みが人気の観光地です。

そして、クロアチアといえば最近はサッカーですね⚽️

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是非サッカーファンの元に届けたいです。

生き物をモチーフにした切手もたくさんありましたので、今回はクロアチアに生息している生物シリーズを選びました。遊び心あるデザインが素敵ですね。

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お次は、クロアチアに伝わる昔話シリーズ。
オグリンという、昔話や魔女伝説が伝わる村を訪れて聞いた物語を思い出しつつ選びました🧙‍♀️✨

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そして、大好きなグラゴル文字の切手も発見!
ただ、実際手元に届いてみたら、中国との記念行事を祝した切手だったらしく、漢字の方が目立ちます(笑)

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また、クロアチアは伝統手工芸が盛んで、各地方の民芸品が切手になっていました。独特の色味がとても可愛らしく、葉書や封筒によく映えて大変使いやすいのも魅力です✨

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↑こちらはザグレブ地方の民芸品で、リツィタルと呼ばれるハートの伝統菓子を象ったものを始め、街角でもよく見かける可愛らしい存在です。

次のは、クロアチア北部ザゴリエ地方の木工玩具で、おもちゃ好きの間では意外と有名な存在らしいです👀

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まだまだ載せきれないほどたくさんあります。

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しかも、手工芸品の切手には日本円で一円、二円という金額のものも多く、もはやシールとして超お買い得なのでシート買いしたものもあります。

これらはほんの一部ですが、切手を見ているだけで、クロアチア中を旅するような気分になれました😊✈️

意外と早く使ってしまう気がするので、次回、第2弾の買い出しが今から楽しみです✨

ちなみに、たまに骨董市でも古切手を買ってきてコラージュに使ったりしていますが、クロアチアで面白いのはユーゴスラビアの切手です👀

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振り返れば、日本でも、アルゼンチンでも、キューバでも、いつも記念切手を買っていました。ただ、コレクター気質がなく、いつもほとんど使ってしまうので、切手好きという自覚は全くありませんでした。でも、今回この記事を書いていて、買うのも書くのもこんなに嬉しいなんて、実は切手がすごく好きだったんだなぁとしみじみ実感。というわけで、引き続き、骨董市の古切手編、キューバの切手編をしたためます✨🌈