✨🌈 CHINOちのたびTABI ✨🌈

発酵したパン生地のようにゆっくりふくらむ旅ブログ

『世界地図うろ覚え選手権』ヨーロッパ編🌍✨



全世界の国名や街の様子が
これほど同時多発的に報道されることは、
未だかつてなかったのではなかしら?
国際的なニュースといえば、
例えば戦争やテロ、自然災害、スポーツ、観光etc...
様々な国が一時的に注目を浴びて報道されることはあっても、
よほど縁のある国でもない限り、
それはどこか遠い国のお話で、
知らなくても困らなくて、
す〜っと耳を流してしまう、
そんな時がたくさんあった。
でも今は違う。
世界中で同じ問題を抱え、
高い関心を持って様々な国の名前を耳にするからこそ、
世界地図の正確な位置関係を、
まっさらな気持ちでつかみ直すことは、
地球を肌感覚で受け止める真摯な機会だと日々実感。

私はもともと世界地図をみるのが好きですが、
眺めているだけでは、
フワッとしたイメージを掴むばかりでした。

が、去年クロアチアに移住した際、
ここらでしっかりヨーロッパの地図をおさらいしておこうと思い、
ちょっと工夫して、
1人で”世界地図うろ覚え選手権”を始めました。
これが存外、身体感覚で地図を感じて楽しかったので、
一緒にワイワイ遊んでくれる方が増えたら嬉しいなと、
ここで紹介させていただきます。

地図が好きな人には多分楽しい発見があると思います✨

『世界地図うろ覚え選手権』ヨーロッパ編

まず、
持てる限りのヨーロッパ地図の知識を書き出し、
自前のうろ覚え地図を作成します。

私は以下のようになりました。

画像1

正直、ヨーロッパの地図は若干自信がありました。
国名も書いてくほどに思い出してくるし、
形も結構いい線いってると。 

で、
十分書けたら、答え合わせをします。
グーグルマップやネット上での白地図が便利です。
私は以下のサイトの白地図を使いました。

power-point-design.com

ヨーロッパの白地図はこちら。

画像2

さて、私のうろ覚え地図と合わせた結果はどうでしょう・・・

画像3

全然違う(爆)
最初のうろ覚え地図からの修正なので、
正しく写しきれてないですが、
それでも、
頭でイメージしてた地理と現実のとの違いが一目瞭然!
めっちゃ快感です。

特に驚いた点、自覚して大事だと感じた点を書いていくと、

画像4

アイスランド、意外と英国に近い!
グレートブリテン島(英国)大きい!
アイルランド、南じゃなくて西側だった!
北欧と英国、けっこう近い!

こうした驚きが、ガンガン身体に地図を染み込ませてゆきます。

画像5

ヨーロッパ全体に対して・・・
北欧、大きい!
バルト三国も思ってたよりずっと大きい!
ポーランド、大きい!
てか、ロシアの大きさ、どんだけぇ!

画像6

ヨーロッパ全体に対して、
フランス、大きい!
スペイン、大きい!
イタリアも意外と大きい!
オランダやベルギー、スイスは、
思ってたより小さい!

画像7

この辺りはもはや国が入り組みすぎて修正不可能、
バルカン半島、大きい!
黒海も大きい!
ブルガリアルーマニアギリシアより大きい!

今回描いて、見て、何より驚いたのが、
トルコが、意外と近い!
地中海が思ってたより、小さい!
アフリカも、意外とかなり近い!
つまり、
ヨーロッパは想像していたよりずっと
アジアやアフリカと近い!
という地理的事実でした。

例えば、シチリア島チュニスの近いこと!
(正確には白地図をご覧ください)

画像8


アフリカからイタリアへの難民問題のニュースを見て、
なぜ、わざわざヨーロッパの真ん中の方のイタリアに来るんだろう?
と、疑問に思っていましたが、納得の近さです。

グーグルマップでヨーロッパを見ていても、
ほんの少し尺度を引けば、
シリアやレバノンイスラエル、エジプトがすぐ間近に入ってきます。

さて、
一通り自作の地図での驚きに浸った後は、
さらヨーロッパの地図に、日本地図を合わせてみると、
更に距離感を肌感覚で掴む驚きが得られます。

実際に動かして国の大きさを比較出来る世界地図「The True Size Of …」
最近はまっているのですが、

thetruesize.com

ヨーロッパと日本を比較してみると、

画像9

日本、デカい!
私は大学生の時に日本の大きさに気づくまで、
日本は世界の中でも極小の小さくて狭い島国と思っていましたが、
改めて重ねてみると、意外な大きさに気づき、
ヨーロッパ大陸ではいかに多くの国が
近い距離で国境を接しているかを実感できます。

私が暮らしているクロアチア共和国は、
への字型のブーメランみたいな形をしていますが、
国土は九州と四国を足したより少し大きいぐらい。
2月上旬、イタリア北部の感染拡大を受けて、
一気にクロアチア国内の緊張感も高まりましたが、
それもそのはず。
国境的にはスロベニアを挟んでいるイタリアは
クロアチアの隣国ではないものの、
例えば感染拡大地区ロンバルディア州と、
クロアチア西部都市リエカの距離は東京⇄京都くらい、
イタリアから比較的遠い首都ザグレブでも、
その距離は東京⇄姫路くらい、
この距離感を肌で掴んでいるといないとでは、
危機感が全く違いました。
これは距離を示す数字からだけでは得られない感覚です。


私は数字から具体的なイメージを掴むのが苦手です。
面積だ、距離だ、時速だ、人口だ、体積だ、値段だ、
数字だけ言われてもポカーンとしてしまいます。

かつて、キューバの人口を聞かれて、
「100万だか1000万だか、ぐらいです。」
と言ってしまうくらい、
数字の違いには無頓着の超どんぶり勘定野郎です。

だから、
実際地図を描いて数字感覚も掴めるこの方法は、
目から鱗でとても楽しいです。

次回は得意分野の中南米編🌎
知ってるつもりつもって、色々発見がありそう✨

Colorín colorado✨🌈